ヘナマイスター®︎齋藤です。
日々、ヘナで綺麗になる為にたくさんのご来店を頂いています。
毎日、お客様と接する中で最近感じる事がありました。
「持ちを良くしたいので黒めにしてください」
お気持ちはすごく理解出来ますね。
ですが、これは「薬品入りのカラー剤」の発想。
そこでヘナを今一度、詳しくお話をすると、ヘナで白髪を染める際には
二つのハーブを使います。
まずはヘナ(ナチュラルとも呼ぶ)とインディゴです。
基本的に天然ヘナを使って白髪を染める際に、私はこの二種類しか使いません。
ネット販売されているヘナには「ブラウン」「ダークブラウン」「ブラック」等の表記がありますが、これはヘナとインディゴを事前にMixしている物とご理解ください。
では、それぞれの比率はどんなでしょう?
・ブラウン ヘナ:インディゴ=4:6
・ダークブラウン ヘナ:インディゴ=3:7
・ブラック ヘナ:インディゴ=2:8
これが一般的な配合と思って「ほぼ」間違いはないです。
次にヘナが髪の上でどんな変化をして染まっていくか?を簡単にお話します。
まず、髪の毛にヘナのローソニア(ケラチン成分)が絡みつきます。
次に、そのヘナにインディゴが吸着し、その後酸化する事で
ブラウンやブラックに変化するという流れ。
私が長年、ヘナに携わっている中で蓄積したデータでお話をすると
ヘナ:インディゴの比率が ヘナ<インディゴ の場合の方が
色落ちが早い、色持ちが悪いですね。
先ほど説明をした「髪の上での変化」を読み返して頂きたいのですが
「ヘナにインディゴが吸着する」
つまりはインディゴが吸着するヘナが少ないと抜けるのも早く
皆様がおっしゃる「持ちが悪い」となるのです。
色持ちを良くなさりたい場合は「少し明るいかな?」と思いながらも
なるべくヘナ多めの配合をお勧めします。
結論から言えば 「白より少し色が付いてるだけでも安心」なんです。
特に もみあげや鬢(びん)の部分は。
参考になさってみてくださいね。