天然ヘナの声が聞こえる。 ヘナ歴20年で想えた事

こんにちは、ヘナマイスター齋藤®︎です。

あるきっかけ で始め、そしてハマってしまったヘナ。

勉強をスタートして、かれこれ20年にはなります。

初めてヘナをテストした日は今でもハッキリと覚えている。

ヘアダイでしみる、かゆいを訴えてらした長年お見えのお客様に
「今日はお代は結構なのでヘナを試させてもらえませんか?」とお願いした。

こちらの奥様でした。

ヘナの練り方も知らず、まぁこんなもんか?と塗布を始めたところ
ポロポロ、ポロポロとヘナのパウダーがクロスに落ちるんです。

お客様はクスクス笑いながら「齋藤さん、これってこういうものなの?」って......笑

「僕も初めてなのでよくわからないんです」 結果はどうだったかな?覚えてないです。

その日以来始まった「ヘナの研究」

当時はまだネットを見てもあまりヘナの情報はなく、図書館に行ってもヘナに関する文献もほとんどない。
あったとしても「ヘナの歴史」なんていう本。私が求める書物ではなかった。

夜な夜な芋焼酎片手にヘナを練り、テスターの毛束に塗布し結果を見る。その繰り返し。

少し「見えて」来ては、アメブロやMixiでモデルを募集し実際の検証。

そんな試行錯誤の日々は実は今でもなんです。

もちろん、当時との思考レベルは雲泥の差ではありますが、やはりこのキャリアでも悩む。

「ん?なんでだ?」「アレ?ほぉ〜こうなるか!」

ヘナは「天然の植物」

気候、温度、湿度、お客様の髪の状態など様々な条件で毎回違った結果になる。
これをある一定の範囲(お客様の納得レベル)に収めてこそのプロ、ヘナマイスター®️なんです。
その「納得レベル」にする為に必要な事は とにかく「ヘナを知る事」しかない。

「知る」為にはたくさん触れて、たくさん観察する(人間と同じです)

広尾に来て3年目、ヘナ歴21年目、美容師歴34年目。

ロッドを手にしない日もある。

ハサミも持たない日もあります。

けれどヘナに触らない日はない。

そんな日々で先日、感じたんです。(決してスピリチュアルではなく)

やっと、やっと「ヘナと会話」ができるようになった!と。

「もう少し寝かせて〜」

「もっとたっぷり塗って〜」

「時間長めじゃないとこのお客様の毛にはくっついてあげないよ?」って。

ヘナを「商材」と思って来たけど、21年経ってやっと「お知り合い」になってくれた気がしています。

今後は「友達」「恋人」にもなれるよう精進します。

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