昭和の礼儀 | 広尾恵比寿麻布天然100%ヘナ

思い返すと34年前の2月に両親と一緒に明治神宮を参拝した。
本来の目的は、4月からお世話になる美容院への挨拶。
笹かまぼこを持って、宮城から来てくれた。

そんな親に育ったせいか、経営者になってからは新卒を採用する際にご両親に手紙を書いていた。

どんな店で、どんな上司で、どんな人達と働くのか? 親としては、特に地方のご両親にとってはとても心配だろうと、考えての事だった。

その手紙に、返事を頂く事もあった。
上京なさる際には挨拶にお見えになる親御さんもいらっしゃったり、盆暮れにはその地方の特産名産を頂戴する事もあった。

いつの頃からか、そんな事をする親も減り、今では驚いたり、迷惑顔する上司もいるのではないかと感じる令和。

21日付で正社員を雇用した。
その日の午後、初老の女性が大きな紙袋を持ってお見えになった。
新スタッフ山根のお母様でした。
40にもなる娘の就職先への挨拶に。

なんだか、ホッとした。
あ〜良いお家で育った女性を雇用出来たなぁ〜と。

何年振りかに

「しばらく、お預かり致しますのでご安心下さい」

と、お決まりの挨拶をさせてもらえた。

それと同時に「人を雇う」責任を改めて痛感しました。