美容師がやりたがらない天然100%ヘナを20年 | 私は「隙間美容師」

こんにちは、天然100%ヘナにこだわるヘナマイスター齋藤です。

私はお客様に自分自身を冗談で「隙間美容師」だと表現します。

世間では隙間商売などと言われていますが、意味としては

「大手がやらない商売」というような捉え方が一般的。

私も一般の美容師さんがやりたがらない天然ヘナを20年もやってきてしまった。

しまったというか、「おかげさまで」と言った方が良いのかもしれません。

なぜ一般の美容師さんは天然のヘナをやりたがらない?

一番はマニュアル偏重の美容業界にあると考えます。

ヘナはインドのアーユルベーダに起因する染色技術。

そこには「この薬剤をつけて10分、次にこの薬剤をつけて15分」と言ったマニュアルのような物は存在しない。

そうなるとマニュアルで育った美容師さんはお手上げ。どうしたら良いのか?さっぱりわからなくなってしまう。

(じゃぁ、私は? とにかくテストテストテストの繰り返しで今があるんです)

また、もう一つ。天然ヘナを「ヘアカラー」と位置付けてしまうから余計、話がややこしくなる。

確かに天然ヘナで白髪を染めるので「ヘアカラー」ではあるけど、そもそもの考え方がまったく違う。

美容師は「100本ある白髪を全て染めてなんぼ」と言う考えがあるんだけど、そこは「美容師目線」であって

本当に困っているお客様からすれば「100本の白髪が半分にみえる」だけでも嬉しい方はいる。

これが「お客様目線」である。(もちろん折角ヘナをするのであればしっかり染めたい気持ちもわかってますよ〜)

そこを理解しての施術では大きな違いが出てきてしまうんです。

そこで出てきたのが「ケミカルヘナ」

前述のように「美容師目線」で完璧にしかも短時間に白髪を染めたい!と言う美容師のニーズから

出てきてしまったのが「パラフェニレンジアミン」入りの ケミカルヘナ

詳しい経緯は私も正直不明ではありますが、この商品が出てきた理由は明らかに

美容師側のニーズだったと容易に想像できてしまうんです。

美容室経営者サイドとしては他店との差別化の為に「新たなメニュー」を常に模索しています。

そこで業者に「ヘナ」を勧められ、テストをしてみたところ

「時間がかかる」

「色素が選べばい」などのまさに「美容師的な発想」が。

そこで業者に「もっと短時間で染まるようにならないのか?」「いろんな色味を選べるようにしてくれ」

などのオーダーをしたんでしょう。そのオーダーを持って業者は渡印(インド)。

そこで出来上がったのが ケミカルヘナ

なぜ私は天然100%ヘナしか使わないか?

約20年前 こんな事 があった。

その反省からです。

私は「ヘアダイ」も「パーマ液」も否定はしていません。

どんな薬剤でも使い方によっては「悪薬」にも「良薬」にもなる。

あくまで、適材適所で使用すれば良いだけ。

もちろん、前述の「ケミカルヘナ」もそうです。

ジアミン入りとはいえ、ヘナ含有量が80%を超えているのであればマツキヨの薬品で白髪を染めることを考えたら雲泥の差。

あとはユーザーである皆様の「体調」と「今後の美への計画」次第。

最後に一言。

「アンチエイジング」とは下降線を緩やかにする事を指します。
いつまでもご自身の髪でおしゃれを楽しむ為にも参考になさってください。

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